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『オフィスのトイレは清潔かつ快適に』

オフィスのトイレについて

今から約6年前に国土交通省にて導入が開始されたのが 『快適トイレ』 と言われる現場にて使用する仮設トイレでした。この 『快適トイレ』 の目的は、建設現場を男女ともに働きやすい環境とするというものであり、いわゆる建設現場におけるワーク・ライフ・バランスを推進するための一環でありました。
当時の現場における仮設トイレは、どちらかと言えば汚いといったようなマイナスのイメージが非常に高かったと思いますし、実際に掃除はするけれど、 『快適』 とは言えないものでした。
では、 『快適トイレ』 とは一体どのようなものを言うのかと言えば、当然いくつかの条件を満たさなければいけません。その条件が以下に示すものとなります。

【快適トイレの標準仕様(案)】
① .洋式便座
② .水洗機能(簡易水洗、し尿処理装置を含む)
③ .臭い逆流防止機能(フラッパー機能)(必要に応じて消臭剤等活用し臭い対策を取ること)
④ .安易に開かない施錠機能(二重ロック等)(二重ロックの備えがなくても安易に開かないことを製造者が説明出来るもの)
⑤ .照明設備(電源がなくても良いもの)
⑥ .衣類掛け等んおフック付、又は、荷物置き場設備機能(耐荷重5kg以上)
⑦ .現場に男女がいる場合に男女別の明確な表示
⑧ .入口の目隠しの設置(男女別トイレ間も含め入口が直接見えないような配置等)
⑨ .サニタリーボックス(女性専用トイレに限る)
⑩ .鏡付きの洗面台
⑪ .便座除菌シート等の衛星用品
⑫ .室内寸法900×900mm以上(半畳程度以上)
⑬ .擬音装置
⑭ .フィッティングボード
⑮ .フラッパー機能の多重化
⑯ .窓など室内温度の調整が可能な設備
⑰ .小物置き場等(トイレっとペーパー予備置き場)

このような細かな条件を満たしたものが 『快適トイレ』 となります。

当時は、まだ快適トイレの数自体も少なかったですし、何より洋式便座にかなりの抵抗がある作業員も多く、非常に良い取り組みだと感じましたが、普及するのかなとも正直感じていました。
あれから6年が経過しましたが、見事に普及に成功し、今ではどの現場においても 『快適トイレ』 が設置してあるのが非常に多くなったと感じています。ただし、設置しているだけで清掃を怠ると、一番重要な衛星面については、以前の仮設トイレと変わらないと感じ、当社にて設置している快適トイレについては、掃除当番を決めて、できるだけ綺麗な状態、『清潔であり快適』でいれるように気を付けています。また、弊社にて購入した快適トイレについては、靴を脱いでトイレ内に入るようにしています。なぜ靴を脱ぐかと言えば、やはり室内は常に快適であることが最大の目的であると思われるため、あえて靴を脱いで家のトイレのような感覚で用を足して頂きたいなとの考えで実施しています。しかし、常に快適な状態であるかと言えばそうではございません。やはり、現場を担当している者がどれだけ管理できているかによって違いがでています。逆に言えば、トイレの綺麗な現場は、管理も徹底している現場であるとも言えます。全ての現場のトイレが常に快適な状態であるよう、これからも指導していきたいと思います。(汗)

前置きが長くなりましたが、ここまでは現場に設置している 『快適トイレ』 についての話でした。

このように、たかがトイレと思われる方も多くいらっしゃるかと思われますが、現場においてもこのような取組みがなされています。そのため当然、オフィスのトイレについては同様以上に常に快適でなければならないとの思いがありました。そのため、今回の改築にともない、特に女性用のトイレについては、窓がないために今までは非常に暗かったのですが、明るくそして快適なトイレとなるように気を配ったつもりです。男性用についても同様に明るく、清潔なトイレとなるようにあまり費用をかけずに壁紙等を工夫してみました。
あれば良いという考えもあるでしょうが、オフィスワーカーが快適に過ごせるよう、ほんのちょっとだけ工夫したオフィストイレを設置いたしました。

ほんのちょっとの一例として

①.常に明るい照明(特に女性用トイレには、窓がないことから、暗くならないように、照明が明るくなるように致しました。)
②.十分な室内空間(特に女性用トイレは、完全な個室としていますので、大きな自宅用トイレといった感じとなっています。)
③.自動洗浄付きの洗面台の設置(特に女性用トイレについては、引き出しタイプの洗面台を設置し、ちょっとした小物をおけるスペースを確保しております。また、ドライヤー等も使用できるよう電源設備もすぐ脇に設けてあります。)
④.鏡の設置(洗面台正面に鏡を設置しました。今までは、女性トイレしかありませんでしたが、男性用トイレにも設置してみました。)
⑤.姿見の設置(女性用トイレのみですが、身だしなみのチェックをするのに便利かなと思い、全身を写せる姿見を設置してみました。)
⑥.ディフューザーの設置(通常のトイレ消臭芳香剤ではなく、ちょっとおしゃれにディフューザーを設置してみました。香りには個人の好みがあるため、良いか悪いかはちょっと分かりませんが、評判は良いのかなと思ってます。)
⑦.アートの設置(いつも綺麗にそして清潔に使用しなければと思って頂けるよう、トイレ空間にアートを設置してみました。)

このように、ちょっとした工夫をしています。

実際に使用している従業員に、新しいトイレはどうですかと聞いた訳ではないので、どのように感じているのか正直、大変気になるところではございますが、不満の声を聴いておりませんのでおそらく、気に入ってくれているのだと勝手に思っています。(笑)

トイレ入口

トイレ入口

女性用トイレの入口です。
女性・男性とどちらもちょっぴりアンティーク調の入口となります。女性用は鍵付きのドアタイプ、男性用は引戸タイプとなります。

女性用トイレ-1

女性用トイレ-1

女性用トイレはTOTOのタンクレストイレ『ネオレストRH』を設置しています。

女性用トイレ-2

女性用トイレ-2

奥側より、入口を見た感じです。

女性用トイレの洗面台

女性用トイレの洗面台

高級ホテルの洗面台をイメージして設置しました。

ディフューザー

ディフューザー

女性用トイレに設置しているディフューザーです。

男性用トイレ-1

男性用トイレ-1

男性用トイレの室内となります。入口より全体を見た感じです。

男性用トイレ-2

男性用トイレ-2

男性用トイレの室内です。洗面台は清潔感のあるホワイトを選択しました。

男性用トイレ-3

男性用トイレ-3

奥側より、入口を見た感じです。

投稿日|2022.11.01